今日はSIMT の第1セッション、第2セッションの実践を中心に行いました。
SIMTのマインドフルネスは、受容局面と行動局面があり、自分の心で起きている思考や感情は受け入れて、その後どのように行動するかは自由意志によって選択可能であることを学習しました。そして、行動の選択は価値(大事にしていること)を手がかりにしていけば良いのですが、これが、日常生活だと困難な場面がしばしばあります。
対人関係を良好に保ちたいという価値を持っていても、相手の言動に腹が立って衝動的に相手を傷つけてしまっては、価値崩壊の行動をとっていることになります。
どんな不快な状況であれ、価値実現の行動を行うことが出来るようにSIMT ではトレーニングをしていきます。
今日参加してくださった方は、ご自身の体験と重ね合わせて「毎日がトレーニングだったなぁ」と感想を話してくださいました。
(※ご本人の了承を得て、感想を記載しております。)
まさに、普段の生活がトレーニングの場なんですよね。マインドフルネスは座って行う呼吸法だけではなく、日常的に行うことのできる実践です。特にSIMT は自分の反応傾向、本音の洞察を通して、対人関係に活かすことができるものです。
将来どんな不快なこと、困難なことがあるかわかりませんし、思い通りに行かないことは日常的に起こります。そのようなことが起こっても、本音(エゴイズム)に振り回されず価値を思い出して価値実現の行動が出来るかどうかは、普段の生活、実践を意識的に積み重ねていくことが大切なのだと思います。