9月の体験会は6名の方にご参加いただきました。
誠にありがとうございました!!
今回は、「生きがい(価値、願い)」をテーマに、マインドフルネスSIMTの基本についてのレクチャーとワークを行いました。
ワークは、以下の内容を行いました。
・呼吸瞑想
・SIMT呼吸法(ゆっくり呼吸法、自然の呼吸観察法)
・生きがい(価値、願い)の確認
人生の生きがい(価値、願い)は、SIMT(自己洞察瞑想療法)において大切にされるものです。
SIMTでの「生きがい(価値、願い)」とは、今この瞬間から生きがいに向かう行動が開始されるような、現実的でマインドフルネスの実践を促すものであり、意志的な行動への指針となるものです。
人生の苦しみや日々のストレスに悩まされ、心身の調子がすぐれない時、辛い感情や衝動的な欲求に振り回されて、適応的な行動がとれない時があると思います。
やらなければいけない事があるのにやる気が沸き起こらず出来ない、強い感情に巻き込まれて衝動的に自分や誰かを傷つける行動(過食、暴言・暴力、自傷、引きこもる、など)を取るようなことがあるかもしれません。
自分を好きになり、大切にするには、自分なりの生きがいをしっかりと持つことが大切です。
生きがいを確認できると、それを大切にしたり、守るために、今ここでいったい何をすることが必要であるか見えてくると思います
例えば、学ぶ意義や働く意義であったり、自分はなぜ今この場(家庭、学校、職場など)にいるのか、いろいろな気づきが出てくると思います。
辛い感情や衝動的な欲求があるとき時に、自分にとっての人生の価値・願いを確認出来きれば、そのような感情や欲求がありながらも、価値・願いを実現するために、今ここで必要な適応的な行動を選択する意欲につながります。
普段の生活中で自分の生きがい、価値、願いを確認していくことは大切なことです。
生きがいは、生涯にわたって変わらないものもあれば、その時の年齢や職業などの状況や、ライフイベントなどによって変わるものもあります。
価値の確認は、自分自身の助けにもなりますし、自分と関わる周囲の人々にも良き影響を与えますので、ぜひ定期的に行うことをお勧めいたします。
次回の体験会は10月20日(土)です。
SIMT(自己洞察瞑想療法)で最も重要な概念である「本音(エゴイズム)」をテーマに取り上げます。
ご興味ご関心のある方は、是非ご参加ください。